私にとってやっぱり家族は幸せの源

私はつい最近まで専業主婦でした。ですから育児については、がっぷり四つに取り組んできたという感覚があります。
息子を一人授かりました。男の子の中には、とても活発で常に目が離せず、他の子とトラブルがあるようなお子さんが多いですが、我が家は温厚で消極的な面もあったので、比較的育てやすかったと思います。が、それでも私に対しては、好きな事や興味のあることには絶対に譲らないし、我慢もしないタイプでした。怖がりだから一人でお留守番もできず、常に私にひっついていたものです。子供は天使のごとく愛らしい存在ですが、同時に思い切り親を振り回す存在でもあり、親はへとへとになります。
息子が幼稚園に上がる前、四六時中一緒に生活していた頃、私の至福の時間は、夫が仕事から帰宅して息子と遊んでいる間、その二人の姿を見ながら台所仕事をする時でした。訳もなく幸福感が沸き起こり、心の中で「幸せだなあ」「夫のことも息子のことも大好きなんだなあ」と呟いていました。今から思うと、ほとんど休みなく私に張り付き状態の息子が、夫の所に行ってくれた解放感が、幸せ感の大部分を占めていた気もします。
その後夫が病没し、息子は大きく成長して親子で触れ合うチャンスはめっきり減りました。私は今でも息子に「チュー」できますが、さすがにさせてもらえません。悔しいので、朝、息子の部屋に食器やごみを取りに入った時、眠っている息子の掛け布団を整えてやるついでに布団の上からギューっとしてやります。息子は気づかず、私はたまらない程の愛しさがこみあげます。
夫は既になく、今息子は大きな挫折感の中で格闘していますが、夫の事を思い出せば心が温まりますし、息子の苦しい時間を分け合い、少しでも前進できて共に喜びあえる時、私は幸福を感じます。エルシーノって本当に効果ある?